Microsoft 365 Personal / 必要なOfficeアプリだけをインストールする
公開日:2020年8月10日現在、メインで使用しているパソコンとサブパソコンの2台のノートパソコンを使用しています。
Microsoftの『Office』のアプリは一つ一つがかなり重量級で、パソコンへ大きな負荷をかけてしまいます。
メインのパソコンには『Microsoft 365』のアプリを全部入れたいけど、サブパソコンはできるだけアプリを少なくしたいので選択してインストールをすることが目的です。
そうすることで、使用しないアプリを無駄にパソコンに入れっぱなしにすることを防ぐことができますから。
目次
メインパソコンには『Microsoft 365』のアプリを全てインストール
<メインのパソコン>
Dynabook PT55EBD-BJA2[ヨドバシカメラオリジナルモデル]
↑ 15回の分割払いはとても長い道のりでした…
メインのパソコンを購入したときにOffice製品の【Office Home & Business Premium】がすでにプリインストールされていました。
1台のみが使用可能なので、このパソコン以外では使えません。
故障でパソコンが使えなくなったら、このOfficeも道連れで使えなくなるので注意が必要です。
プリインストールされたOfficeで利用できるアプリケーションは下記の5個。
① Excel (エクセル)
② Word (ワード)
③ Outlook (アウトルック)
④ PowerPoint (パワーポイント)
⑤ OneNote (ワンノート)
それに加えて、『Microsoft 365』(旧名:Office 365) のサービスが1年間無料で利用できるのです。
【Office Home & Business Premium】は、『Microsoft 365』を1年間無料で使用できるセット品になります。
『Microsoft 365』を利用することによって、Windows版 (Mac版不可) のみですが、
⑥ Publisher (パブリッシャー)
⑦ Access (アクセス)
上記、⑥⑦も利用が可能です。
さらに、『Microsoft 365』で、1TB (テラバイト) のOneDriveのクラウドサービスを利用できるのと、1ヶ月60分のSkypeによる無料通話もできるのです。
『Microsoft 365』のアプリケーションをすべてインストールするには、『Microsoft 365』の実行ファイルから指示通りに操作をすれば簡単にできます。
今回の目的は、『Microsoft 365』のアプリケーションで選択したものだけをインストールすることです。
『Microsoft 365』はパソコンの使用用途によってお得感に大きな差
1年経過後は有料となりますが、無料期間中に使い勝手を確認して、期間終了後に継続するかやめるかの判断をすればいいのです。
・ Office Home & Business Premiumは、プリインストール版 (永続ライセンス)
・ Microsoft 365 は、サブスクリプション版 (月間または年間契約で支払い)
重要なことですが、『Microsoft 365』の価格は【Office Home & Business Premium】がすでにパソコンにインストールされいるかいないかでかなりの金額差になります。
■ すでにインストールをしている場合:約6,000円 / 年間
■ 未インストールの場合:約12,000円 / 年間
私自身は、OneDriveのクラウドサービス、1TBが利用したくて『Microsoft 365』の年間支払いで契約しています。
支払い額は、約6,384円 / 年間です。
大容量のクラウドサービスが利用できているので、ほぼ満足です。
サブパソコンには必要以外のOfficeアプリは入れたくない
<サブパソコン>
このパソコンはDELLの直販サイトで購入しました。
オプションでOfficeの購入も可能でしたが、やはり価格が高いので入れない状態で購入しました。
しかし、ExcelとWordだけは必要なので、MicrosoftのOfficeの代替えとして別品を購入です。
キングソフト製 WPS Office Personal Edition
↓ パッケージの表面と、
↓ 裏面です。
表示の価格…安いですね
ExcelとWordの必要だった2つのアプリだけなのと、MicrosoftのOfficeと互換性に優れているとのネットでの評価から購入にいたりました。
実際に使ってみての感想は、パソコンへの負荷も少なく動きも問題ありませんでした。
MicrosoftのExcel、Wordとの互換性の問題も無しです。
ExcelとWordをかなりの頻度で使用するのでなければ、これで十分かと思います。
DELLの直販サイトではメモリは付属の4GBのまま購入しました。
Wndows10では4GBでは少ないので、購入後に自力でメモリを増設して16GBにしました。
DELLのノートパソコンのメモリの増設はかなり大変だと事前に情報は集めていたのですが、これが本当に大変な作業でした。
『Microsoft 365 Personal』から必要なアプリのみをインストールする
【Office Home & Business Premium】がプリインストールされているパソコンでは、下記の「¥12,984 / 年」が、約半額の「¥6,000 / 年」くらいになります。
① Office Deployment Tool(Office展開ツール)のダウンロードとインストール
【Office Home & Business Premium】、【Microsoft 365】がインストール済みの場合はアンインストールをしておきます。
デスクトップに事前に「OfficeDeploymentTool」の空フォルダーを作ります。
<ダウンロード先>
↓
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117
下の画面になりますので、Downloadをクリック
デスクトップにあらかじめ作成しておいた「OfficeDeploymentTool」のフォルダーに保存します。
① デスクトップに作成した「OfficeDeploymentTool」名の空フォルダー
② ダウンロードするファイル officedeploymenttool_12827-20268.exe
③ 「OfficeDeploymentTool」フォルダーに保存
上記のファイルを開くと下の画面になるので、
左下の部分にチェックを入れて、Continueをクリック
新たに※赤枠の4個のファイルが出現しました。
次に以下の内容をメモ帳にコピーして貼り付けてください。
<Configuration>
<Add OfficeClientEdition="32">
<Product ID="O365HomePremRetail">
<Language ID="ja-jp" />
<ExcludeApp ID="Access" />
<ExcludeApp ID="Excel" />
<ExcludeApp ID="Groove" />
<ExcludeApp ID="Lync" />
<ExcludeApp ID="OneDrive" />
<ExcludeApp ID="OneNote" />
<ExcludeApp ID="Outlook" />
<ExcludeApp ID="PowerPoint" />
<ExcludeApp ID="Publisher" />
<ExcludeApp ID="Word" />
</Product>
</Add>
</Configuration>
上から、
アプリケーションの部分は以下のようになります。
① メモ帳に貼り付けたら、インストールしたいアプリの行を削除します。
インストールしたくないアプリを記載するということになりますね。
<ExcelとWordだけをインストールする場合>
・<ExcludeApp ID=”Excel”/>
・<ExcludeApp ID=”Word”/>
上記の2行を削除します。
② 上から2行目の、<Add OfficeClientEdition=”32″>
“32” の部分。
32ビットか62ビットか、パソコンの環境により書き換えてください。
メモ帳の編集が終了したら、
・ ファイル名:my-configuration.xml
・ ファイルの種類:すべてのファイル
ファイル名、ファイルの種類を上記にして、
「OfficeDeploymentTool」フォルダーに保存します。
③ PowerShellを起動させます。
起動方法は下図を参照してください。(クリックで拡大します)
PowerShellが起動しました。
.\setup.exe /configure my-configuration.xml
↑ を後ろに貼り付けてから、Enter で実行
↓ 個別に選択したワードとエクセルのみのダウンロードが始まりました。
↓ インストールが完了です。
↓ 選択したワードとエクセルだけのインストールに成功。
『Microsoft 365』で使わないアプリケーションはインストールをしない方がパソコンの負荷が少なくなります。
アプリケーションが必要になった場合は、今回のやり方で追加をすれば使えるようになります。
『Microsoft 365』をインストール途中でエラーが発生した場合
上記画面がでてインストールができないときは、パソコンを再起動してみてください。
『Microsoft 365』の製品別IDやパソコンが32ビット、64ビットの確認もしてからもう一度手順通りに進めてみてください。